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「Restaurant FEU」に行きました。 [Restaurant]

先日のBBQで大活躍というか、ほとんど出張シェフ状態だったU君に、
御礼の意味を込めてどこかでお食事をしましょう、ということになり、
「Restaurant FEU」に行きました。

一度行ってみたかったお店です。
こちらのシェフは故ロワゾー氏の弟子とのこと。
お料理は見た目にも美しく、味わいも素晴らしく、
久しぶりに本物の美味しいフレンチを食べたわ~♪という感じでした。
しっかり写真を撮ってくれていた方に写真をいただきましたのでUPします♪

1皿目のフォアグラと黒いちぢくのコンポートのマーブル仕立て。バニラ風味のバルサミコソース、イチゴ添え。

フレッシなフォアグラと甘い黒いちぢくのマリアージュが、食感や味わいだけでなく鼻腔を刺激します。
クリスタルのような食感(食べたことないけど、笑)の、ちょっと焦がした甘いカラメルとミネラルたっぷりの岩塩が、
しっかり個々に存在し、口の中でのみ溶け合うマリアージュが本当に素晴らしい!
この一皿で、かなりのレベルの高さが感じられて、ワクワクしました。

2皿目の帆立貝のポワレ、ドライトマトとのヴィネグレットソース、グリエした野菜添え。

ホタテが美味しいのはもちろんのこと、ソースが美味しかったです。
ドライトマトなので、コクのある酸味なんです。トマトの具合も強すぎず、ちょうど良いです。

3皿目のマトウダイのポワレ、ホウレン草と春菊のグリーンソース、キャベツとえんどう豆の蒸し煮添え。

こちらのソースは、まるで青汁のような(ごめんなさい)深いグリーンで、とてもきれい!
お味がまた美味しいんです。ホウレン草と春菊というと、ちょっと青臭そうですが、全然そんなこともなし。
あまりに感動していたら、お店の方がチキンスープの旨味が入っているんです、と教えてくれました。
皮目をカリっと焼いたマトウダイも美味しかったです。
身が厚いマトウダイなので、塩味の効いたソースと絡めて、本当に美味しかったです♪

4皿目のオーストラリア産乳のみ子羊の腿肉ロースト、ソテーした野菜添え。

臭みが全くなく、柔らかくて、美味しかったです。

チーズは私はリヴァロをチョイス。

デザート2種類はお腹一杯で残してしまったけど、

アマレットのソルベとダークチェリーとラズベリーのコンポートは、とっても美味しかったです。

ダークチェリーの粒が大きくて、果実味たっぷり!
アマレットのソルベは初めてでしたが、気に入りました。。。

その後も、ワラビもちのようなプティ・フルールとかが出ていました。

こちらはカシスの実の中にホワイトチョコレートが入っています。

こんな感じで贅沢に続きましたが、さすがにお腹が一杯で入りませんでした。

ワインは・・・
まず乾杯のシャンパーニュ。

ヴィルマールの特徴は樽使いの上手さで「レコルタンのクリュッグ」と絶賛され地元フランスで争奪戦が行なわれているとか。
グラン・レゼルヴNVはピノ・ノワール70%、シャルドネ30%。
50hlタンクで10ケ月熟成、24ケ月の瓶熟の後でリリースだそうです。

酸がとてもキレイでエレガントなタイプだったから、もう少しシャルドネの比率が高いかと思いました。
シャンパーニュのセパージュは難しいですね。。。

2本目は、プイィ・フュイッセ キュベ・オークラッセ レ・メネトリエール 2002 J.A.フェレ

樽香しっかりの、とてもボリュームのあるプイィ・フュッセです。
一番ワインをよくご存知なメンバーのお気に入りだけあって、
Cパフォーマンスが素晴らしいです。
バター系やクリームソース系でも合わせてみたい味わいでした。

そして3本目はなんと、DRCのグラン・エシェゾー1988です。

まだルロワが関わっていた時代のグラン・エシェゾー。
これは楽しみでした!!
抜栓1時間後ほどでしたが、初めはものすごい還元臭で驚きました。
思わず、その還元臭を飛ばす為に、グルグル回してしまったのですが、
後からソムリエの方に、あまり回さず自然に飛ばしたほうがいい、と教えていただきました。
いろいろな複雑な香りが立ち込めて、「あ~、これがテロワール♪」だなんて酔っていました。(笑)
18歳のエシェゾーはまだまだ若く、初めは育ちの良さを主張しちゃっていましたが、
後半になるとだいぶ落ちつき、自然に現れる気品と奥深さを漂わせ、
いつの間にかすっかり魅了されてしまいました。。。

きちんと手間のかけられた本物のフレンチを食べた気がしました。
あれだけのお料理でこのお値段なら大満足でしょう!


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シェリー

とっても充実の素敵なフレンチコースですね。
でもそれ以上にワインのセレクトが・・・魅力的です
ヴィルマールは樽発酵のRMってことで
私も飲んでみたいなと思ってるシャンパーニュです。
結構希少だと思うのですが、それを置いているレストランなんて素敵だな~
私は今までよくわからずにワインといえばグルグル回してしまうのですが・・・
あまり回さず自然に飛ばしたほうがいいのですね。
でも・・・私はDRCのエシェゾーなんて!名前だけはよく存じてますが・・・
味の予想すらできません(笑)
子羊と合わせて飲まれたのかな?
by シェリー (2006-07-24 17:12) 

D

シェリーさん、さすが泡にお詳しいですね!
実は私はヴィルマールを知らなかったんです。J・ラサールとどちらか悩んだ時に、J・ラサールは何度かいただいたことがあるので、ヴィルマールをお願いしたんです。そして、帰宅後調べてみて「正解!」なんて思った次第。
やはりRMは丁寧に造られていますね。みんなにも大好評でした。

エシェゾーは子羊に合わせました。
この子羊は同行した友人のシェフ曰く、
「脂身と筋の部分で(若干ねっとりとした部分)ゆっくり時間をかけて火を入れるとこうなります。」とのことでした。
ゆっくり時間がかけられた上品な焼き具合が、本当に上品なエシェゾーに合っていたと思います。臭みがないところも合っていました。

そうそう、グルグル。
思い切ってソムリエの方に聞いてみたんです。
そうしたら、あまりされずにゆっくり時間をかけて変化を楽しまれた方が・・・との回答でした。確かにワインスクールじゃないですものね!
私なんかたまに、お水でもやってしまいますが。(笑)
by (2006-07-24 18:06) 

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